子どものころ(わたしがね)
ちょっとしたケガをしたり熱をだしたりすると母に
「いやっ!!」
と、すごい顔でびっくりされて
こっちはその声にびくんとなって心が凍って。
次に言う母の言葉は
「〇〇するからや!」
と、ケガしたり熱を出してしまったことを責めてくるのがお決まりだった。
「だいじょうぶ?いたいのいたいのとんでいけ~!」
なんて 母から言われた記憶はない。
いたいのがとんでいくことはなかった。(心の痛みね)
責められるとますます心が凍ってしまって
ケガしたり病気になることはおそろしく罪なことなんだ、いけないことなんだなぁ、こわいなと、すりこまれた。
高校生になって。
部活(写真部)の先輩に「きょうは歯が痛いので休みます」と報告したとき。
「えっ!?かわいそう~!」
と、同情してくれて。
ああ、そんなリアクションがこの世にあるんだ、いいなぁ、と学習した。
高校生になるまで誰かに言われんかったんかい!
ということではなく
高校生のときにようやく「気づいた」ということです。
なので
自分が子どもを持つようになって
アクシデントがあったときには
「だいじょうぶ?」「かわいそう~」が第一声になるように努めた。
息子が幼稚園で、おともだちがころんだとき
「だいじょうぶ?」と声をかけた
と、その子のママさんからきいたとき
わたしが高校生で会得したワードを幼稚園でつかえるなんていいなぁ、と
うらやましく思った。
…うそです。
「誇りに思った」、です。
オトナになったいまも言えるのかなぁ…。それは知らんけど。
【本日のコラージュ】
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