こんとあき
あらすじ
あきの相棒、ぬいぐるみのきつねのこん。ほころびた、こんを治してもらうため二人で列車に乗っておばあちゃんに会いに行く、という、かわいらしさ満載のプチ冒険ファンタジー。
読む時間は10分くらいです。
雰囲気も登場人物もやさしさにあふれている
林明子作品はリアルなストーリーものも多いですがこちらはファンタジーですので、全体的にやさしく明るい読み方になると思います。
↑冒頭の、こんが あかちゃんを待っているシーン。こんが「あああ……。」とあくびをしますが、あくびですので、文字通りストレートに「あああ」と、まんま読んではいけません。あくびの音って文字で表しづらいので「あああ」になってしまっていますが、これはあくびの「あああ」です。長いあくびか、短いあくびか?どんなあくびになるか工夫なさってみてください。
わたしが好きなシーンはこちら↓
列車のドアにしっぽをはさまれた、こんの手当をしてくれる車掌さん♡
「ぬいぐるみなのに!」…とツッコんではいけません!(笑)オトナの親切にほっこりするシーンです。
見開きのページでは
このページでは砂丘の広さが表されていて、「あきは さきゅうを みたのは はじめてでした。」と、ト書きも たった一行です。
一行だけなのですぐ読み終えてしまうのですが、しばらくこの広さを味わってもらうために、たっぷり間(ま)を取りましょう。広い砂丘を初めて見た小さなあきの気持ちを想像して。
ラストまでやさしさたっぷりに
さあ、あなたの中にあるありったけのやさしさをたっっっぷりこめて、おばあちゃんのセリフを表現しましょう!おばあちゃんは、こんとあきに対して愛情しかありません!
かわいいハプニングがありつつも、とにかくハートがあたたまる作品ですので最初から最後までほんわかと素敵な世界を楽しんでください。
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