だるまちゃんとかみなりちゃん 加古里子 作
だるまちゃんとかみなりちゃん (こどものとも絵本) [ 加古里子 ]
あらすじ
外に出ようとしただるまちゃんのところに、かみなりちゃんが落ちてきて、仲良くなって雷の町に遊びにいくお話。
大きな音の表現テクニック
ぴかぴかごろごろがらがらどしん
かみなりちゃんが大きな音とともに地上に落ちてくるシーンです。実際、近くに雷が落ちるときの音って、相っ当ですよね。これら雷の音を読み聞かせで表現するとき、そのままストレートに、出来る限りの大声をだして、聴いている子どもたちにインパクトを与えるのもアリですが、大きな声を出さなくても、大きな音っぽく表現する方法があります!
それは、のどを押しつぶして、ハスキーな声で言ってみるのです。不思議と、大きい音だ、と認識してもらえます。大声が出せない状況でも、この技法ならOKですね。ただし、あんまり長くやるとノドを傷めてしまうので注意。
えんえん あんあん なきました
かみなりちゃんの泣き声「えん えん あん あん」はリアルに泣いているみたいにやってもいいですが、逆に文字通りにはっきり読むと、かわいさを表現できます。実際にはそんな風には泣きませんけど、かみなりちゃんの泣き声はそうだったのかも知れませんね。
てんぐちゃんが頑張るところ
木にひっかかってしまったてんぐちゃんのうきぶくろを、だるまちゃんが一生懸命にとってあげようとするシーンは、もう必死さを最大限に表現して。聴き手も、応援したくなってグッとチカラが入ってしまう場面です。
結局、どんなに頑張っても取ることが出来ず、ふたりでべそをかくシーン。次のページからはガラッと明るく場面展開していくので、メリハリをつけるために、ここは悲しい気持ちになってとことん落ち込んでしまいましょう😢
ガラッと雰囲気を変えて、 楽しいシーンでは明るい声のトーンで、わくわく感を表現!
テンポも、若干あげたほうが弾みがでます♪
「おしまい」は心を置いて
この絵本の最後のことばが「かえってきましたとさ」。
こういったお話のラスト一文のシメ言葉は、「そこに気持ちをそっと置くように」ゆっくり読むと「ああ、終わったな」感があります。「おしまい」などもそうですね。さらっと読んでしまうのではなく、「おわりますよ~」と、ゆっくり、幕をおろすように。
まとめ
いかがでしたか?お話の内容は、ただただハッピーなので、あれこれ考えすぎなくても読みやすい作品だと思います!
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