野次には反応しないで
読み聞かせ 直前、子どもたちの前に本を出したとき
もうそれは「読み聞かせモード」
エンターテインメントに突入です!
「あ!これ知ってる!」とか
「なになに?○○ってなに?」とか
こらえきれずに思ったことを口に出してくる子がいますよね。
そんなとき「さあて、なにかな~?」
知ってるの?でも静かにしてね」など
ついレスポンスしてあげたくなりますが
あえてここはぐっとガマン。
そう。
フリートークが苦手のひと、安心してください!
なにか面白いことを言う必要はないのです!
「 はい、お話を始めます」など
それくらいで充分です。
子どもたちのペースに乗ってはいけません。
自分の呼吸で、たんたんと準備をします。
直前まで、本は見えないほうが、より
ワクワク感が増すかも知れません。
子どもたちに本が見えた瞬間から
もうお話の舞台は始まっているのです。
なにが始まるのかな?
なに?
なに?
子どもたちが刮目します。
先ほどのような疑問を口に出す子もいるでしょう。
でも
野次には答えず
あなたのペースでゆっくりと
ちょっと大袈裟かな?と思うくらい
朗々とタイトルを読み上げます。
これから、何かが始まるよ~
という気持ちをこめて。
子どもたちもスッと
あれ?何かが違う、と別の空間に入ったのを感じているはず。
そう、これが「つかみ」です。前説は必要ありません!
タイトルのあとに続けて
作者の名前もちゃんと読み上げます。
こちらの絵本を例にしてみると…↓
「かちかちやま、
ぶん、 まつたにみよこ
え、 せがわやすお」
というように、作者名や画家の名前もきちんと読みます。
訳者の名前もあれば同じように はしょらないでちゃんと読みます。
そして、期待をもたせるようにゆっっくりと一枚目をめくります。
表紙から1~2ページをめくるとまた、タイトルがあったりしますよね。
繰り返しになってしまうので必要ないかな、と省きがちですが
めんどくさがらず
またタイトルをちゃんと読みます。
でも、もう作者名などはいりません。タイトルだけ。
一回目のような朗々さはいりません。ここはさらっと。
あとはお話の世界に集中するのみ!
途中でまた、子どもがなにかを言ってきたとしても
最後までスルーして読み続けて大丈夫です!
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