みんな うんち 五味太郎 さく
あらすじ
生きているものは、食べるからうんちをする…。いろんな形、いろんなにおい。みんなうんちをするんだ、という当たり前だけれど、改めてうんちをみつめ、うんちについて考える一冊。
約3分。
読み聞かせのコツ①タイトルは堂々と!
あらやだうんちだなんて…と恥ずかしがるかたは、まず読み聞かせにこの本を選ばないとは思いますが、万が一、そうであるならば、恥ずかしがらずに、むしろ堂々と、朗々と、タイトルを読み上げましょう!
子どもは下ネタが大好きなので(笑)タイトルだけでつかみはOK!というわけです!
一番最初のページ「みんな うんち 五味太郎さく」と、作者名もちゃん読みます。対象がどんなに小さい子であっても、そうします。
一枚ページを開くと扉絵にもタイトルと作者名がありますが、ここでは、タイトルだけをもういちど読みます。
読み聞かせのコツ②大きな声で!「おおきい うんち」!
いきなりドーン!と言ってしまいましょう!大きな声で!
おおきい ぞうは
おおきい うんち
もう、大袈裟なくらい、大きく口をあげていかにも、でっかいんだよ~ということを強調しましょう!
ちいさい ねずみは
ちいさい うんち
はい文字も小さく書かれていますので、ここは逆に小さ~な声で、かわい~く読みましょう。
読み聞かせのコツ③ここはお好みで…
ひとこぶらくだは
ひとこぶ うんち
ふたこぶらくだは
ふたこぶ うんち
これは うそ!
さあこのページはボケとツッコミです!
わたしが提案する読み方は次の2パターン。
まずパターン1は、
「ひとこぶらくだは ひとこぶうんち? ふたこぶらくだは ふたこぶうんち?」
自分で読みながらも「え?うそだぁ」と疑問形で言って、
「これは うそ!」も、「まあ、そうでしょうねぇ!」といった気持ちを含んだ半笑いツッコミ!
パターン2は、まるで学者さんがもっともらしく説明しているかのように淡々と「ひとこぶらくだは ひとこぶうんち ふたこぶらくだは ふたこぶうんち…」と、あたかも真実であるかのように落ち着いた口調で読んでおいてからの「これは うそ!」は
「うっそだよ~~ん!」という茶目っ気を出して!
読み聞かせのコツ④うんちを想像して…
いろんな
どうぶつ
いろんな
うんち
いろんな
かたち
いろんな
におい
形、色、におい…。
さらっと読んでしまうより、読み手はリアルに、うんちを目の前に描いてみます。
うんちの形ですよ?
うんちの色ですよ?
うんちの臭いですよ?
リアルにうんちを感じれば、自然と、読み方も変わってきますよね!けっして「うんち、おいしいよね~!」という読み方にはならないはず!
読み聞かせのコツ⑤リアクションに答えてはいけない
へびの おしりは
どこ?
くじらの うんちは どんなの?
こういった疑問形に対しては、聴き手の年齢が若いほど素直に意見を言ってくる傾向にありますよね。読み手はついつい「ああ~そう思うの~?」なんて反応したくなりますが、グッとがまんして、自分のペースを乱さないように!黙ってうなづくくらいにとどめておきましょう。特にグループ読みのときは。
読み聞かせのコツ⑥うんちという当たり前の存在
いきものは たべるから
みんな うんちをするんだね
うんちをするのは生きてる証。当たり前のことだけど、ここで初めてそれを確認することになりますね。ラストは「うんちは尊いものだ!✨」というくらいに、明るく締めくくりましょう!
個人的感想
いかがでしたか?みんな大好きうんちのオハナシ(笑)
うんちうんちうんち…
タイトルを含めたら、なんと!24回も「うんち」が出てきます。
おうちで読み聞かせをするときには、さらに思いのままの自由な「うんち」を思う存分楽しんでください!
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