CHIKIらく日記

読み聞かせが10倍おもしろくなるコツと日々の雑感など。

やってよかった子育てエピソード。2

上の子優先してみた。

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これは、いまは成人したふたりの息子たちの子育て中にやってよかった(おもしろかった、という意味)と、わたしの記憶にあるエピソードです。皆さんにオススメしている、というよりも「へー」と思っていただけたなら嬉しいです(笑) 

赤ちゃんがえりは避けたいから

下の息子を出産したとき、

上の息子は3歳になる直前でした。

なので出産直後の病室で助産師さんに

「いま、気になることはありますか?」

と訊かれてわたしが答えたのは、上の息子のこと。「わたしが入院したことで離ればなれになり、寂しがっててかわいそう」と気がかりであることを伝えました。

 

「上のお子さんは何歳?3歳?あーいちばんおかあさんが恋しいときやね!

 

下の子は、放っておいても育つ!

だから上の子をいちばんにしてあげて!」

 

と、肝っ玉かあちゃんの雰囲気そのものの、頼りがいがありそうなご様子の助産師さんから力強いアドバイスを受けて、すっっごく得心がいったわたし。

その瞬間から

「よし!上の子優先を心がけよう!」

と、決心したのでした。(素直)

3歳というまだまだ甘えたいお年頃ゆえ、下の子が産まれたことによって赤ちゃんがえりするパターンもあるかもしれません。だから上の子が寂しがらないように優先してあげなさい、ということでした。

「ガチで放ったらかしにする」という意味ではありません!念のため。

下の子が泣いても…

上の子優先、つまりこういうことです。

上の子と遊んでいるときに、下の子が目を覚まして泣き出したとき。

わたしはまず

「あれ、赤ちゃん、泣いてるねぇ」

と、わたしが上の子に伝えます。

すると上の子は、「あっ」という表情をして、遊びを中断し、弟の様子をトコトコと見にいきます。

そう。このとき上の子にまず「弟、泣いてるね?どうしたのかなぁ~」と、関心をそっちに向けることで、上の子は自分の意思で遊びを中断するわけです。

もしわたしが遊んでいる途中で
「赤ちゃん泣いてるからちょっと待って!」という態度だったらどうでしょう?
まだおかあさんと遊びたかったのにー!
と、上の子はもやもやしたかもしれません。おかあさんを弟にとられたー!と、嫉妬するかもしれません。

 

つまり、上の子の「気持ち」を考えることをつねに優先する、ということを心がけました。

 つねに

もやもやした勢いでかまって欲しくて赤ちゃんがえりすることも、それはそれで、長い目で見れば成長のひとつとして、親も子もイイ経験かもしれません。

 

でも当時、ほとんどワンオペ育児だったわたしに赤ちゃんがえりを受け入れる余裕はなく、なんとしてもそれは避けたいと思っていたのでした。まあ、だいたいのひとはそう願いますよね?

 

だから何事においても、

「さあ、赤ちゃんのおむつかえてあげなくっちゃね~」

などと、まず上の子に言ってから下の子にかまっていました。

その成果かどうかはわかりませんが、上の子が赤ちゃんがえりすることはなく、弟に対して嫉妬したりもなく、そればかりか、兄はたいへん弟を可愛がり、弟も兄を慕う仲のいい兄弟に育ちました。オトナになった今でも、それは変わりません。まあ、たまたまかもしれませんが。

上の子優先の弊害⁉

しかし…

下の子が小学4年生くらいのとき、上の子優先ゆえに「しまった!」と感じる出来ごとが…。

脚を骨折し入院することになった下の子に、わたしが24時間付き添ったときのことです。

病室でふたりっきりになったとき、

 

「あれ…?わたし、この子とどうやって接してたんだっけ?」

 

と、わからなくなったのです!

本人は、まったく変わらずいつもどおり。なのに、わたしだけが戸惑ってなんだかよそよそしさを自分で感じて自分にびっくりしたのです。

ああ、わたし、1対1で、ちゃんと向き合ってなかったんだ…!と認識しました。

そのときまでわたしは、上の子を優先するあまり、下の子はいつまでもかわいい赤ちゃん♡な思いでいたのだと思います。赤ちゃんだからと、じっくり腹を割って話すこともなかったのでしょう。

わたしはすぐに反省して、そのケガの療養期間に修正することに努め、よそよそしさはすぐに解消。以来、ちゃんと下の子に向き合えるように。(と、わたしが勝手に思っているだけですが)

 

ちなみにその後…

下の子は中高生の多感な時期も、そして今も、ずっと変わらずおしゃべり好きでコミュニケーションは良好です(単に生まれ持った性格!)

まあでも、なんでもほどほどにしておきましょう!ってことです!

 

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