仲良し兄弟の作り方?
これは、いまは成人した二人の息子たちの子育て中にやってよかった(おもしろかった、という意味)と、わたしの記憶にあるエピソードです。皆さんにオススメしている、というよりも「へー」と思っていただけたなら嬉しいです(笑)
うちの息子たちは3歳違い。
オトナになった現在でも、実家暮らしの二人は、よくお喋りし、笑いのツボを共有し、兄は弟を可愛がり、弟は兄を頼りにしている状態。
仲良しなおっさん二人って…気持ちワルイですかね?(笑)でも、仲が悪いのよりかはイイでしょう。
仲良しだという暗示にかける!
下の子が生まれる前から、兄弟は仲良くして欲しい、と思っていたので、おなかの中にいる弟に向かって「おーい!おとぉと~~!」と、上の子になでなでさせていました(笑)
生まれてからは、「仲良し兄弟だねぇ~❤️仲良しだねぇ~❤️」と頻繁に声をかけ、洗脳していました!この洗脳はわりと効果ありますね。いや…たまたまかもしれませんが。
兄弟ゲンカのパターン
やがて一緒に遊べる年頃になると、勝負に勝てない弟が、負けたくやしさから癇癪をおこし、兄にあたります。あるあるですよね!
弟からの抗議があまりにしつこいと、兄は「うるせー!」とばかりに、バシっ!と、弟を一発、ひっぱたきます。弟は「うわあん」と泣くものの、もうそれで諦め、事態は収束します。
…と、たいてい、うちの兄弟ゲンカはこんなパターンでした。
そのとき親は…
弟が泣いてかわいそうじゃん!とか、
お兄さん、もうちょっと弟に手加減してあげなよ!とか、
母であるわたしは当然、思っています。
心の中では。
でも、ここでオトナが子どもたちの揉め事に対し、「あなたが悪い!」とか、勝手にジャッジしてしまったらどうなるでしょう?
悪いと言われたほうはオトナを恨み、相手を憎むでしょう。
親に味方されたほうは、ほ〜ら見ろ!
と、ばかりに、つけあがるようになり、お互い嫉妬や敵対心が生まれ、不仲になるかも知れない…!
と思い、絶対、子どものケンカに介入しないように、グッと我慢していました。
ケンカを見ちゃったときの対処法
じゃあ、ケンカしてても知らんぷりしているのか?というとそうではありません。
兄にバシッとしばかれて弟が泣いたとき、初めて口を挟みます。
「痛いねぇ!かわいそうに」と。
「かわいそうに」と第三者が言うことで、しばいた方の兄に「罪悪感」が芽生えるように、と期待しているのです。逆に、弟が兄に攻撃した場合ももちろん同じ対応をします。
もしなにかモノを使って殴ったりしたら、それは厳しく注意します。モノに当たるときもです。
でも、素手で相手を殴るときは、特になにもいいません。叩いちゃダメ!も、言いません。やっちゃっていいとも言いませんが結果黙認です。眉をしかめつつ、黙って見守ります(笑)
泣きついてきたら、「負けてくやしかったんだねぇ」「痛いよねぇ」と、気持ちを言葉で代弁してあげます。
子どもの気持ちに寄り添うだけで、采配をふるったり、なにがダメだったのかなどの審判はしないようにします。
気分が落ち着けば、また仲良く遊びだします。そこが、兄弟ゲンカの特性ですよね。
兄弟だからこそ、ケンカできる。
そのケンカするチャンスを奪ってしまうのは、勿体ないことだと思うのです。殴りあったとしても、子どものチカラはたかが知れていますしね。
仲が悪くたっていいんです
でも、兄弟仲が悪いから、ダメってことはないですよね。ライバル視することで闘争心や向上心が湧いてくるかも知れないですし、こんな家、早く出てってやる!と自立心が生まれるかも知れないですしね!正解はありません。
オトナになった二人にインタビューしてみました
激しく殴り合う、なんてことはなかった二人ですが、兄弟ゲンカをどう思っていたのか、オトナになった今の意見を訊いて見ました。
―子どものころの兄弟ゲンカを覚えてる?どんな見解?
兄:兄が言葉で勝つ!
弟:最後は俺がチカラで制圧してたなぁ!
…どっちも「おれのほうが強い」という主張でした(笑)
まあ、そんなもんですね!
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