3高大好きな母。
3高…若いひとはご存じ？それは結婚相手に望む条件。
高学歴！ 高収入！ 高身長！
わたしの母は
娘たち（特に姉）の将来の結婚相手がそうであってほしいと強く強く強く望んでいた。
姉が連れてくるボーイフレンドを見定めては
「私立大（Ａラン）だからダメ（Ｓランじゃないと）」だの
「背が高くないからいまいち」だの
言いたい放題。
挙句の果てには
「スタイル悪い」
「鼻の形がちょっとねぇ」
いやあんたの結婚相手選びかいっ！
こういうの、なんて言うんでしょうね。
「目に見えるものが第一主義」とでもいいますか。「物質的価値観」ですね。
（対義語は「霊的価値観」）
学歴は努力でなんとかなるものかもしれないけど
身長なんてそのひとの頑張りでどうにか出来るもんじゃないでしょ。
結局姉は
Ａランク大卒、高収入、だけで？決めたお相手と（しぶしぶ）結婚。
数年後に離婚（子どもなし）。
のちに
ぜんっぜん3高じゃない男性と再婚し
いまも らぶらぶで暮らしています。（ふたりの娘と孫も）
このお相手さんがホントにいいひとで
同居していた母も頼りまくってて
3高じゃない！なんてことはもう言いませんでした（わたしの知る限りはね）。
かたやわたしの結婚相手にはなんにも言及しなかった母。（陰では言ってたのかも知らんけど）
たぶん母にとって姉は自分の分身のように
自分のことと重ねあわせていたのだろうと思うわ。
（よく言いますでしょ、「長女は母の奴隷」、って。）
だからわたしのことは別にそれほど気にならなかったんだろうな～。
でも
わたしの人生の中で相手の学歴やら身長やら
まったく気にしたことなかったんだけど。まずそこ気になるかね？まあいろいろやね。
亡き母も
「高身長はわたしの単なる好みでしたてへ♥」
と、いまは自覚してることを願う。
振り回された姉は気の毒でしたが。
【本日のコラージュ】
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