雑感・お葬式のはなし
自分のときは家族葬でいいや、なんて思っていました。 家族葬…家族だけでしめやかに…という理由もありますが、遺されたひとたちが少しでも煩わしくないようにこじんまりと…。いま、多くのひとが、そういった考えじゃないでしょうか?
でもわたし、ある時を境に、ガラッと考えが変わりました。
それは、同い年の友人が、病気で突然死したときのこと。
お通夜に行くと、たくさんの弔問客が訪れていました。そこで、20年ぶりくらいに仲間たちに出会えたんです!音信不通だったひとなんかも来ていて、それがきっかけとなり、さらにその時に会えなかった仲間にも連絡を取り「死ぬ前に会っておかなきゃね!」とグループLINEを作って大盛り上がり!
もし家族葬で営まれていたなら、わたしはわざわざ、個別にご家族にお悔やみを言うこともなかったでしょうし、みんなとの再会もなかったでしょう。
亡くなった友人は、ひと一倍明るくてリーダー的存在。ほんとに、みんなに会えたのは、その友人の人望のおかげでもあります。
なのでそれ以来、わたしのときも、仲間たちに集まってもらいたいなー!と思うようになりました。
わたしは「死」は、この世からの卒業だと思っているので、卒業おめでとう!くらいの勢いでワイワイして欲しいのです!
まあわたしには人望がないので、生前に「みんな来てね!」と呼びかけておかないと集まってくれないかも知れませんが。
わたしの母が亡くなったときも、家族葬で、お香典もお受けしません、というシステムでした。
でもやはり、そう申し上げていても、親戚や親しいひとたちはお香典を持ってきてくださるんですよね…。お断りするのも胸が痛いです。だって、わざわざ相手は香典袋の用意までしてらっしゃるし…。悪いなぁ、と。
後日、葬儀が終わってからも、個別にお香典を、と申し出られるかたが何人かいて、無下(むげ)にすることも出来ないので結局いただいてしまったり。統一が取れなかったので、このシステムはどうかなー…と。
だからわたしの場合は、お香典は頂戴することにしますので、よろしくどうぞ。
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