「息子をどうぞよろしくお願いします」
高校を卒業後、親元を離れ就職したばかりの息子の勤め先に、遠方からわざわざ挨拶に訪れた母親。
未成年だし、かわいい息子の身が心配だよね。
これは、わたしの亡き父の昭和20年代ごろの話。
父は高校を卒業後、親元を離れ就職。
職場に母が現れた、とそのときの母親の行動を語るとき、父は必ず目を細めて懐かしそうに、そしてたいへん嬉しかった、と言っていました。
母親にしてみれば、戦後の苦労の中、女手ひとつで育てた息子が大手に就職(しかも高校からの紹介ですんなり!)できたことにホッとして「ぜひともよろしく!」と願っての行動なんでしょう。
もしわたしがそのときの父の立場だったら…
「もう!来なくていいのに~!」
と言いながらも、おかあさんの顔みただけで泣いちゃうかも。
【本日のコラージュ】
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