昔話の多くは、教訓がたくさん!
たとえば、はなさかじいさん。欲張りじいさんが痛い目にあうという結末。
たとえば、舌きり雀。雀に意地悪をしたばあさんが、欲張って大きなつづらを選んでひどい目にあいます。
逆に笠地蔵、なんていうのは雪をかぶったお地蔵さんが気の毒だ、と商売道具の笠をあげてしまって、でもそのお礼にお宝をいただく、という、いいことをすればいいことが返ってくる、というストレートさ。
外国の物語でいうと、イソップなんかは、ほとんどが教訓ですね。うさぎとかめ、オオカミ少年、北風と太陽…。
わたしは、そういう人生教訓が隠されているお話が大好きなんです。
悪いことは悪い!というお話は単純でわかりやすくていいじゃないですか。
わたしたちがよく知っているおなじみの昔話には、たくさんの人生の教訓が描かれているので、読まないでいるのは超もったいない気がします!もっともっと読み聞かせてあげたいです。
幼児のころに漠然と聴いていて、内容はわかっているものの、高学年になって改めて聴いてみると「ああ。そういうことか!」と発見があったりします。オトナになってももちろん、奥が深い、と何度読んでも面白いと思います。
わたしの後悔は、自分の息子たちには、あまりそういった昔話を読み聞かせてあげなかったことです。家庭で読むときは、ついつい、面白味のある現代の絵本に走ってしまったところがあって…。昔話は後回しになっていたような。
でもいま改めてみると、昔話ならではの、単純で明確な勧善懲悪などのお話がたくさんあることを再認識!やさしさを失いつつある現代を生きる子どもたちにこそ、こういった内容のものを与えたいです。こ難しそうな啓蒙本よりは理解しやすくて、心にも残りやすいですね!
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