ハチさんと桜。
わたしが小学生のころのお話しだから、ど昭和のことですよ。
毎週月曜日の朝は全校集会。
そのとき校長先生のお話しがなんやかんやあるわけですね。
わたしは集中力がない子どもだったので
どのお話も、たぶん聴いていなかったのでしょう。
一度、4年生くらいのときだったかな。教室に戻ったとき、
「では、校長先生はきょうの朝礼でどんなことをおはなしなさったでしょう?」
という抜き打ちアンケートを書かされたことがありましたが、ほとんど覚えていなくて
かろうじてなにか1単語くらいを絞りだして記入したものの、今朝のことじゃなくて過去の内容のことを書いたような気がします。
さっきのことなのに、思い出せないなんて…!
自分てつくづくあほなんだなぁ、と自覚させられました(笑)
・ガムは歯にいい。(キシリトールなぞ日本にない時代にこの話は革新的?)
・手を洗ったら、ひじに伝って流れてくるまえにハンカチで拭きましょう。(いまでも冬に手を洗うとき思い出します!)
なんて
いまになっても覚えている校長先生のお話しはせいぜいそんなもんです。
そんななかで強く印象に残っているのがありまして
「多数決がいいとは限らない」
というお話しです。
「みなさん、学級会などでものごとを決めるときに
多数決ってやるでしょ。
100人いて
99人のひとが1+1は3が正しい、という。
ひとりが、1+1は2だよ、と言っても
多数決で決まてしまうということは
1+1は3になってしまう、ということです」
これは子どもにもたいへん分かりやすかったですね。
多数決はダメなことではないけれど
1+1が3に決まってしまったら困るなぁ。
なんて感想を当時持った記憶があります。
この歳になって
正しいものは正しいと言おう。たとえ少数派であっても。
そんなあたりまえのことを決意を新たにし、あのときのお名前も憶えていない校長先生のことをふと思い出しす春です。
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