ずいぶん前(コロナ前)に70代の母が心臓を悪くして亡くなったのだが
同居していた姉によると母の最期の言葉は
「おおきい声で…」
と、姉が大声で呼びかけたことを迷惑そうに咎めるセリフだったそうだ。
意識を失った母に姉は大声で呼びかけたのに
目をつむったまま
うるさいなぁと言わんかりに非難されたのだった。
じつは「(そんなに)おおきい声で…もう少し穏やかに喋って」が
母の口癖であったのだ。
母らしい最期だなぁ、と思ったのと
いや今世で話すラストのセリフがそれだったんかいっ
と突っ込まずにはいられなかった。
まあそういうもんなんでしょう。ドラマのようにはいかないのが現実。
ひとの最期に立ち会うことが多いという あるチャプレンさんは
「生きたようにひとは死ぬ」
とおっしゃる。
頑固なひとは死ぬ間際まで頑固。
我慢強いひとは死ぬ間際も我慢強い。
というふうに。
意地悪だったひとが死期が近づいて
「いままでごめんね~」
なんて急にやさしくなることはなく、意地悪なまま死んでいく、ということらしい。
わたしはどうだろうか。
あれ?あれ?まじか?ってパニクって終わりそうな気がするなぁ…。
死を考えることは いまどう生きていけばいいのかを
改めて考えさせられますねぇ…。
【本日のコラージュ】
↑ねこちゃんは飼ったことがありません。
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