11ぴきのねこ 馬場のぼる
あらすじ
11ぴきのねこたちが、大きなさかなを捕らえようと、みずうみに出ます。力を合わせてなんとか大物をゲット!しかし、帰るまでに待ちきれず、すっかり食べてしまうのでした…。
約6分。
いつもおなかがぺこぺこ
ニャゴ ニャゴ
われわれ 11ぴきは なかまなんだ。
なかよく するんだ。
さあ、おあずけ!
一匹の魚を11ぴきで分けるのは至難の業ですね!
読み聞かせのコツ①
楽しく読める作品ですので、ねこたちのセリフもアニメみたいに声色をいくつか変えて面白くやってみてください。オーバーにしすぎかな、くらいでも作品の感じに合っていて違和感ないです。
じいさんねこのアドバイス
あのやまの ずうっとむこうに、
ひろい ひろい みずうみが ある。
そこに かいぶつ みたいな おおきな さかなが
すんでるわい。 ゴホッ ゴホッ ゴホッ
読み聞かせのコツ②
じいさんねこの「ゴホッ ゴホッ ゴホッ」は
リアルな咳を表現してもOKですが、この字面のままの「ごほ ごほ ごほ」と誇張しながら読んでも面白くなりますね!
大きなさかなを探しに…
いかだを作ってみずうみに乗り出します。
三日たってもみつかりませんが、気分はワクワクです。
ついに発見!
ニャゴー ニャゴ ニャゴ ゴロニャーン
グワアーッ
魚はねこたちを食べようとしているのですかね?(笑)
読み聞かせのコツ③
このページは叫び声だけ。出来るだけおっきな声でやってみましょう!
まるで はがたちませんでした
一度目の捕獲トライは失敗!作戦会議が開かれます。
ねこたちは真剣に、体を鍛えたりして今度こそ捕まえてやるぞとばかりに意気込みます。
ねんねこさっしゃれ♬
おおきな さかなは、
みずのうえに
かおを だして、
うたをうたっていました。
‘’ねんねこさっしゃれ‘’の
うたでした。
さかなのまわりを まわりながら
‘’ねんねこさっしゃれ‘’を
11ぴきが歌い、さかなが眠っているところを捕まえました!
読み聞かせのコツ④
こちらはうってかわって「し~…」と静かなシーンです。捕獲前の緊張感をだしましょう。
みんなにみせたい!
ようやく捕獲成功!
みんながみたら驚くだろう、だから帰るまでは絶対に食べない!と決めました。よだれが出てくるのを我慢しながら…
しかし…
夜が明けるとごらんのありさま。
ああ! のらねこたち! たべちゃった!
11ぴき みんな みんな たぬきのおなか。
読み聞かせのコツ⑤
「あらら~!」というニュアンスで締めくくりましょう。最後まで、おちゃめで明るいカンジで!
個人的感想
ラストでヘミングウェイの「老人と海」を連想したのはわたしだけではないハズ(笑)とっても愉快なおはなしですね!
わたしが小学生のとき、子ども会の催しで近所のおばさんが読み聞かせをしてくれたのを覚えています。
そのとき「ねんねこ さっしゃれ」のところを、そのおばさんは
「ねんねこ さっしゃりまぁ~せ~♪」
と歌ってくれました。わたしはてっきり、本にそう書いてあるのかと思っていましたが、本には「ねんねこさっしゃれのうた」としか書いてなかったと知ったのはオトナになってからです。
調べてみるとその歌は中国地方の子守歌の「ねんねこしゃっしゃりま~せ~♪」でした。読んでくれたおばさんが、どちらのご出身かは今となっては知る由もないですが…。
ちなみに作者の馬場のぼるさんは青森県のかたですね。
そのおばさんが、とても元気にたのしく読み聞かせしてくださったので、わたしの中で11ぴきのねこは今でもずっと「めっちゃたのしい絵本」としてインプットされています♬
みなさんも、ご自分の中にある子守歌のメロディーで読んでみてはいかがでしょうか?
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