CHIKIらく日記

日々の雑感と読み聞かせのコツと。

読み聞かせのコツ「おいたてられた2匹のカエル」裏表紙までシリアスに読んで。

おいたてられた2匹のカエル 作・とだ こうしろう


おいたてられた2匹のカエル [ 戸田幸四郎 ]

 あらすじ

人間の土地開発によって住処をおいたてられ続ける2匹のカエル。ラストはハッピーエンドでありながらも、読み終わったあとも環境問題を考えさせられるシリアスな作品。6分くらい。小学校中学年~中学生、高校生にもぜひ。

 

読み聞かせのコツ

カエルの絵はかわいらしいのですが、埋め立てや汚染により行く先々を追われてしまうので、とてもかわいそうになる内容です。

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なので、このお話は最初から最後まで、感情的にならずたんたんと読みたいです。

 

これは物語ではなくリアルな話として

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 ↑「2匹のカエルは、のうやくで よごれた水を ゲロゲロはきながら、」とありますが

 「ゲロゲロ」も、カエルだからといってカエルっぽく読むより、あえて誇張せず、たんたんと冷静に読むことで、ショッキングさが、より伝わります。

 

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 主人公のカエルのセリフはありません

 この本の中で何度も繰り返しでてくる赤い文字の「やっと」という言葉。冷静に読むのもいいですし、ここに感情を入れたいのなら、カエルの「息苦しさ」が込められているといいですね。おとぎ話チックに読むより、ドキュメンタリーっぽさを出してカエルの気持ちを代弁します。

 

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 ↑一匹のカエルが絶体絶命!もう、かわいそ過ぎます…!わたしならこのシーンは声を極力おとして「悲壮感」を表します。聴き手は、もうカエルは死んでしまうのだろうか?と不安になります。

 

裏表紙にも作者のメッセージが

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 裏表紙まで忘れずに読み聞かせてください。 水道が民営化することで、キレイな水を得ることが出来るかどうか問題視されています。2匹のカエルは、わたしたちの、そしてお話を聴いている子どもたちへの問題提起でもあるのです。

なのでわたしは、このお話は、フィクションとしてではなく、環境問題をごくごく身近なこととして子どもたちにも考えてもらうひとつのきっかけになれば、と思うのです。心のすみの、どこかに引っかかって欲しいですね。

 

ただし、読み終わったあとに、読み手があれこれ解説してしまわないように…。

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