ありのまま、ではダメでしょ。
↑完全に春♬
うちの家族はなぜか、みんなリビングにいます。昔からずっとそうなんです。リビングで、それぞれが思い思いのことをしています。
大学生の息子は、数年前からリビングのテレビでYouTubeを見ます。これはたぶん、「おもしろいから、みんなで見ようよ〜」というアピールだと思うのですが、まんまとつられて見てしまいます。けっこう面白くて、はまっています。毎日見たいなぁと思ってわたしがチャンネル登録しているユーチューバーさんも何組かいます。
そんなもんで、誰かに会ったとき「ユーチューブ見ますか?」と訊いてしまいます。特に20代くらいの若いひとには必ず訊きます(笑)「見ます」と答えるひとには、「好きなユーチューバーはいますか?チャンネル登録してるユーチューバーはいますか?」と、矢継ぎ早に訊きます。
「い、いえ。ユーチューブで、お笑い番組とかあがっていると見ますが、チャンネル登録しているひとはいません」という答えには「ああ…なぁんだ」と、ガッカリ感をあらわにします。心の声をあらわにするところが、おばはんですね(笑)
こんな感じで、わたしの周りではユーチューバーファンがいません。意外とまだまだなんですね、ユーチューバーさん。
毎日見ていて思うのは、やはり長きにわたって人気の高いユーチューバーさんは、相当な努力をなさっているんだなーとわかります。ほんとに感心します。
でも、そんな人気ユーチューバーさんたちの動画の中にも、それはいかがなものかな、と眉間にシワが寄ってしまうものがあります。
ゴミが散乱している部屋…口からものを出す…明らかに気分が悪くなりそうなあれやこれや…ひとさまに見せるもんじゃないでしょ?と、わたしは毎回リビングで見ながら息子に愚痴ります。
「いやなら見なきゃいいじゃん」と言われそうですが、そっちの視点ではなく、「わたしがユーチューバーだったらそんな風にはしない!」という視点で見ているので、ダメ出しをしてしまうのです。わたしが10代なら間違いなくユーチューバーになってたと思うので。(笑)
息子は「日常を映し出しているんだから、ありのままでいいんだよ」なんて意見をしますが、そうでしょうか?他人に見せるつもりで作っている動画なら、やはりどこかに最低限の美」があったほうがいいに決まっています。人として。美学です、美学。
「ありのまま」。この言葉、クセものです。「汚いけど、好きになってね!」と言ってるようなもの。横暴です。
そんななりふり構わない動画をずーっと見ていたら、いつかは慣れてしまうのかなぁ…。ちょっとやだわぁ。
↓押していただけると励みになります