ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」
高齢になったらどんな生活が待っているのか…すっごく気になっています。
わたし自身、どんな老いを生きるのだろうか、と日々あれこれ想像を巡らせます。
ここまでみんながみんな長生きする時代はまったく未知の世界ですよね。
お年寄りばっかりの社会ってどうなっていくんだろう…と漠然とした不安もあります。
カラダもアタマも元気ならそれでいいのですが。
長寿が当たり前になったいま、ボケてしまうのもまた当たり前ですよね。
この映画では、当時87歳のお母さまがアルツハイマー型認知症と診断されるのですが、「ぼけますから、よろしく」と、ご本人もそれを自覚しているようで、苦悩なさるシーンも。
カメラを回しているのはご夫婦のひとり娘の信友直子監督。当時95歳のお父さまは、娘に頼ろうとはしないで出来る限り自分のチカラだけで介護しようと、それまで妻任せだった家事を始めます。95歳から始める家事…!
ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、
お年寄りの気持ちもわかるし、心配する娘の気持ちもわかります。
自分だったら…と、スクリーンの中の家族に、自分を投影せずにはいられません。
涙もありますが、クスっと笑ってしまうシーンも。愛情豊かな、ほんとに素敵なご夫婦なんです!見習いたいと思いました~!
登場するヘルパーさんもさすがプロの対応!と感服です。わたしにはマネできない~~!
やはり、明るさやユーモアは人生に大事…!と思いました。ぜひ続編も観たいです!
でも…
こういう介護問題を扱うドキュメンタリーって、男性のかたは興味がないのでしょうか?わたしが訪れた会場も女性がほとんど。ご夫婦で、カップルで誘い合ってぜひご覧になってみてください。
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