はらぺこあおむし
はらぺこあおむしを読んだことがない人でも、イラストくらいは見たことがありますよね。今なお不動の人気を誇る名作!
どんなふうに読んでも間違いなく面白い作品ですが、メリハリをつけてさらに深みのある読み方をしてみましょう~♪
あらすじ
ちっちゃなたまごからうまれたちっぽけなあおむし。たくさん食べてふとっちょになり、さなぎになり、ラストはきれいなちょうちょに成長しました!というおはなし。
見どころは「どようび」
ひとつめのポイントとしては「どようび」にあおむしが食べたものの羅列のシーンですね。↓
「チョコレートと アイスクリームと ピクルスと チーズと サラミと ぺろぺろキャンディーと さくらんぼパイと ソーセージと カップケーキと それから すいかですって!」
と、10個の食べ物の名前を読み上げるわけですが、たんたんと読む、という方法も面白いです。
ひと工夫してみるなら、徐々に気持ちを高ぶらせていって最後の「すいかですって!」でオーバーに目をまんまるーく見開いておいて、ページ右下にある「そのばん あおむしは おなかが いたくて なきました」で急にトーンを下げてしんみり読んでみるのも、あおむしにカワイソ感が出て面白いです。
もう何回も読んで(聴いて)ストーリーの内容がわかっている場合なら、10個の食べ物を一気に超早口で言ってみるのもいいですが、そう読むなら事前にコソ練(こっそり練習)して備えておきましょう(笑)
さなぎのシーンは声のトーンを変えてラストにつなげる
ここまではポップに楽しく読んできましたが、さなぎになるシーンはガラッと雰囲気を変えます。「まもなく あおむしは さなぎに なって なんにちも ねむりました」とあるので、声のトーンも落とし「眠っているから、しーっ…!」という雰囲気を出しましょう。ささやくように。
そしてゆっくりと次のページをめくり…
ラストの見開きは、色彩あざやかなちょうちょが描かれていますので、こんどは一気に明るくパァッ!と華やかなトーンで晴れ晴れと終わりましょう。
まとめ
読み聞かせの時間は、ゆっくり読んでも3分くらい。
ストーリー的にはそんなに裏を読む必要もありませんので、読み聞かせ初心者さんにも読みやすいと思います。
ちっちゃなあおむしが一生懸命食べて見事なちょうちょになるサクセスを、楽しく表現してみてください♪
読み聞かせに正解はありません。難しく考えて読み手が苦痛に感じる必要もありません。
感情を入れずに棒読みでさらさらっと読んでも、子どもは充分楽しんでくれますが
このサイトでは「ひとつ上の」、また「ひと味プラスされた」読み聞かせを目指しています。
掘り下げることで今までの解釈とは違ってきたり
登場人物のバックボーンが浮かびあがってきたりして、より面白味のある読み聞かせになると思います。
ぜひ、あなたなりの表現で、楽しみながらやってみてください。
☟英語版はこちら
The Very Hungry Caterpillar board book
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