「おにいちゃんなんだから!」「おねえちゃんなんだから!」
昭和の時代は日常よく聞いた言葉ですが
いまはほとんどきかなくなりました。
本人の希望でおにいちゃんおねえちゃんになったわけではないのに
勝手に「おにいちゃんだからおねえちゃんだから」となにかを強制される理不尽さはそりゃあ苦痛でしかありません。
そういう理解が増えたのでしょうね。
(※スピリチュアリズム的には学びのためにその宿命を自ら選んで生まれてきていますが覚えていないだけなんです)
ある日公園で。
大きなすべり台の上で「こわくて降りられない」としり込みしている男の子を見て
通りがかったおそらく赤の他人であろうおばあさまが
「ほらほら!おにいちゃんなんだから!」
と大きな声で励ましました。
わたしは咄嗟に男の子のそばにいたおとうさんらしきひとの顔色をパっと見てしまいました。
「おにいちゃんなんだからエール」を聞いたそのおとうさんらしき男性の目の色が「クワっ!」と変わって
「いや!こわいから仕方ないよねぇ~!」
と男の子をフォローしてあげていました。
おとうさんの「いや!」に、「おにいちゃんだから何だってんだ?」というニュアンスを汲み取りました。
そうなるよねぇ…。
【本日のコラージュ】
↑ふと「大草原の小さな家」のアルバートを思い出したけど彼は靴磨き少年だったね。
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