この春、ご就職なさったみなさん！おめでとうございます！
新しいステージでのご活躍、楽しみですね！
…と、こんな希望に満ちた時期になんなんですが
うちの息子が数年前に
退職代行業者を利用したハナシ
を、 書こうかなと思います。
（うちには息子が二人おりますが、
本人の名誉のために、どちらの息子かはぼかしておきますW。）
そもそも「退職代行」とはなにか…。
自分で職場に「辞めます」と直接言いたくないとき
本人に代わって「あいつやめるってよ」と、会社にアプローチしてくれる業者さんなのです。
※もちろんそんな乱暴な言いまわしはされません。
事務的に、法律に基づいて動いてくださいます。
自分のことは自分でやりなはれ！
と、いう意見もあるかと思います。
ま、それはいったん置いといてもろて…。
退職代行業者さんとの具体的ななんやかんやは、私の知ってることを少しだけ。
息子が頼んだ業者さんの場合、LINEでのやりとりだったそうです。
夜に「辞めたいんですけど」と依頼して、本人確認後、数万円の費用を前払いしたら、
もうすぐに次の日の朝、
業者さんが直接、会社に電話をして
「今後、退職手続き等、事務的な連絡はこちらを通してください」
と、会社と息子の間に入ってすべてやってくださったそうです。
すごい！はやい！頼りになりますね。
そもそも
息子が、なぜそんな
自分で直接会社に「辞めます」と言えない心理になったのか、本人から聞いた内容をざっくり書きますと…。
🌸新卒の四月入社。
いわゆるベンチャー企業で、四月入社は息子ひとりだけ。
エネルギッシュな社長自らマンツーマンで手厚く研修をしてくださったそうです。
そして
土日のどちらかだったか、社長の自宅近くに社員たちが（カジュアルなかっこで）集まり、ミーティングが行われたりしました。
「あれ？土日って休みのはずなのに…。」
などなど
決して社員たちの雰囲気は悪くないのですが、
「こんなの聞いてない」ということがぽろぽろあって
「これはヤバい。事前に聞いていた就業条件と違う!ブラックだ！」
と思い始めたそうです。
極めつけは
「じゃ、あしたからこれやって」
と任された内容が、新人の息子にはとても高度なゲキムズ案件だったそうで、
人事担当のひとに
「さすがにまだ無理です」と相談はしたそうなのですが人手不足もあってか
「頑張りましょう」と、にっこり優しく諭されたそうです。
で。
辞めます、と言える雰囲気でもなく、
仕方なく業者さんに頼った…。
という経緯だそうです。
入社わずか数週間後、まだ四月でした(笑)
代行費用の相場は3~5万円だそうで、
弁護士さんに依頼した場合は10万円、なんてのもあるようですね。
どんなに高くついても、ぜったい自分からは「辞めたい」と言えなかったんだなぁ～。
でもおかげで
すんなり退職でき、お給料もちゃんと日割りで出していただけたそうです。
悪徳な会社じゃなくてよかったです。
退職代行業者を積極的にオススメしているわけではありませんが
辞めたいけど辞めにくい、などと思い悩んでいるひとには、これもひとつの方法として
アタマの片隅にインプットしておくのもいいかもしれません。
バックレるよりかは…マシでしょう…どうなんですかね。
なお現在、その息子は別の仕事をしておりますのでご安心を。
まあ、人生っていろいろあるよね。
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