「え?高校生に読み聞かせ?」
驚かれるかもしれません。
たしかに高校生に読み聞かせ、のイメージは湧きにくいですよね。
「朗読」と言い換えれば違和感ないでしょうか。
朗読=読み聞かせ、ということですかね。
わたしは経験ないのですが…(ないんかい!)
わたしが高校生のときのオハナシ。
現代国語の先生(女性)が
授業の前に、毎回本を読み聞かせてくださいました。
タイトルは覚えてないのですがその本がある女性のがん闘病体験記だったのは
印象に残っています。
もうね数十年前のことで恐縮ですが当時も若者の活字離れは問題であり
きっとそれを憂えた先生は少しでも本に親しんでもらおうとの思いから
読んでくださったのではないでしょうか。
毎回授業の前に数ページずつ。一年かけて読んでくださったのです。
本を読め、と勧める先生に対し「時間がないから、無理!」と言いわけした生徒がいましたが
「わたしだって少しずつこうやって読んであげてるでしょう。ほら。もうこんなに読み進んでますよ。」
との言葉にその生徒はなにも言い返せませんでした。
その後、その生徒がどれくらい読書をしたかは知る由もありませんが(笑)
本好きなひとなら、寸暇を惜しんで読むのでしょうがきっとその生徒はそうではなかったのでしょうね。
でもあのとき先生が本を読んでくださったということが
貴重な体験でもあったと思います。今思うと。
読み聞かせって
ほんとにイイものですね。
もしわたしが学校の教師なら
毎日3分だけでもいいから
読み聞かせをしてあげたいなぁ、と思いますね。
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