名作「おふろやさん」
この絵本、ご存じでしょうか?知る人ぞ知る、古きよき昭和のおふろやさんの光景が描かれた、子どもは興味津々!オトナは、あ~わかるわかる!の、ほわっと心が和む一冊です。
あらすじ
「これから、あっちゃんは、おとうさんと おかあさんと あかちゃんと いっしょに おふろやさんに でかけます。」
の文章で始まるのですが、そのあとはラストまで、セリフやト書きは一切ない、絵だけの作品です。にぎやかなおふろやさんの中で「こんなこと、あるよね!」と、銭湯に行ったことがある人にはわかる「あるあるな光景」が繰り広げられています。
どう読み聞かせる?
タイトルと作者名を読み上げ、表紙をめくって1ページ目を読んだあとは、ひたすら無言でページをめくり続けます。
まずは絵だけをひたすらじっくり見せて、おしまいまでいったら、裏表紙と表紙を一枚の絵になるよう広げて見せて、いったん閉じます。ここまで約3分。
ここで終わってしまってもいいのですが…
思い思いにああだこうだ
絵には細かい描写がされているので、子どもが見逃していそうなところや、意味がわかりにくいだろうシーンには、注釈をつけたくなります。
なので、もういちど本を開いて、説明してあげましょう♪
細か~く人物の動きを見ていくと、たとえば、おかあさんが女湯から男湯に呼び掛けているのを発見したり!
おじいさんが子どもたちを叱りつけているシーンでは
「どうしてこうなったのかな?」と子どもたちに問いかけてみたりしてみましょう。
オトナも子どもと一緒になってああだこうだと会話が広がる絵本です。
自身のおふろやさんでの体験談など、絵本の世界から飛び出した話になってしまうかも知れませんね。言葉が書かれていないのはそこが作者の意図なのかも!
まとめ
年齢の高い子どもなら、じっくり絵だけを見せるのもいいですが
やっぱり わいわい話をしながらのほうが盛り上がりますね!どんな解説をするのかは、読み手の腕の見せ所です!
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