おはなしのろうそく
読み聞かせ、ではなく「語り」
おはなしのろうそくには一冊に5~6作品が収録されています。短いものから15分以上の長いものも。
そのまま読み聞かせてもいいのですが、短いお話でしたらぜひ「暗誦」してみてください。暗誦、なんて言ってしまいますと、棒読みになってしまいそうですからここは「語り」ということで。
おはなしのろうそく1の一番最初に載っている「エパミナンダス」は子どもたちに間違いなくウケるお話です。
わたしも、生まれて初めての「語り」に、この作品を選びました。
↑わたしが暗誦するために、線引きしたりしています(笑)
あらすじ
エパミナンダスは、毎日おばさんのところに通うものの、帰る道すがら毎回やらかしてしまいます。言ってみれば「応用の効かない」少年。素直すぎるのでしょうか。約7分くらいです。
語りってどうやるの?
お話を覚えたら、あたかも、その場面を自分が見てきたかのように、なめらかにしゃべれるまで練習します。親しい誰かに「こんなことがあってね」と、おしゃべりする感じで。そうすると、自然と手が動きます。そこが語りならではの良さ!子どもたちの目を見ながら、身振り手振りで自由にお話の世界を広げてください。
おはなしのろうそくには各巻末に「話す人のために」と、作品ごとに簡単な解説がありますので参考になります。
子どもたちの反応は?
エパミナンダスがやらかすたびに、お話を聴いている子どもたちは、ハラハラ、きゃあきゃあ。「あーっ!」なんて声があがったりするので、語っているこちらもノリノリになってとても楽しいです♪
現代には懸念も?
お話の内容を掘り下げてしまえば、うまく行動出来ない子を嘲笑している、という見方もあるかも知れません。そんなエパミナンダスをたしなめるお母さんのセリフも
「おまえはまあ、ほんとにあたまがないねえ。おまえのあたまは、生まれたときから カラッポで、これから先も、死ぬまでカラッポにちがいないよ」です。今時、そんな言い方しませんよね!昭和を感じます😅
じゃあこのお話は「害」なのでしょうか?いろいろな意見があるかも知れませんが、これは、こういう作品であって、子どもをバカにしているのでもあざわらっているのでもありません。お母さんの言葉には「愛」があります。そこをどう表現するのかは、あなた次第です!
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