2019年末、30年来の友人と今世のお別れをしたと、以前にも書きました。
けいちゃん(40代でした)は、ひと言で言えば
「正義のひと」って感じで、けいちゃんのオットからも「ぜひ、こんなひとがいたんだってことを、皆さんに伝えてください」と言われましたので、きょうはその友人のけいちゃん(仮名)のエピソードを記したいと思います。
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けいちゃん(仮名)は、とにかく真っ直ぐなんです。曲がったことが大嫌い。
オシャレでスタイリッシュで、時代の先端をゆくイメージ。
でも、ネットやスマホなんかを信じてなくて、あまり積極的には使っていませんでした。(気持ちはわかりますよね)
みんなで食事をしたときも、
「なんとかペイで払う?」
と提案したら、
「そーゆーのはダメ!」
と、一蹴されました。電子マネーや各種カードなんかにも否定的だったのです。徹底してるんです。わたしも、あまり信用ならないと思いつつ、でもいつの間にか、ざっぷり波に飲まれてしまっていくタイプです。けれど彼女は決して流されないんですね。
でも、
「個人情報が漏れてるとか騒ぐけど、それがなんだっていうの?わたしなんか、見られたって平気だよ!見たけりゃ見ればいい!」
とか言ってました。そこはいいんかーい!(笑)
そんな いつも明るく元気なけいちゃん(仮名)。わたしが印象に残っている本人から聴いた武勇伝をご紹介しましょう。
ある日、混み合った電車の中で、赤ちゃんの泣き声に「うるせえなぁ」と反応する男性が。
するとけいちゃんは
「赤ちゃんってのは、泣くのが仕事なんだよ!あんただって赤ちゃんのときはこうだったんじゃないのっ!?」
と、その男性に向かって足をドンドン!と踏み鳴らしながら言ってやったそうです。男性は「なんだよ…」とぶつぶつ言ってたそうですが。
いや~…怖いもの知らず…ですかね。ある意味、うらやましいですよね。わたしだってそんな状況だったら言ってやりたい気持ちはありますが、実際は言いませんよ。
でも、彼女は、すべてにおいてそんなカンジなんです。そんなエピソードがいっぱいです。
夜中に街なかの花壇の花をひっこぬいてる酔っ払いのヤカラたちに
「こら~~~!なにやってんだ~~!やめろ~~!」
と、(遠くから)注意したりなど。(そのあとさすがに走ってその場を去ったそうですが)
そんな彼女の元で育った子どもたちは、
「電車の中では自然とお年寄りに席を譲ります。」
と、けいちゃんのオットが涙ながらに語ってくれました。子どもたちも明るくてみんないい子で、彼女の生きざまや遺志を受け継ぎ、きっと素敵なオトナになると確信しています。
わたしも彼女のマネは出来ないけれど、波に飲まれない、流されない姿勢は見習っていきたいと思っています。
けいちゃん、フォーエバー❗️